
2025年4月5日・6日に東京都の上野駅から北陸新幹線の珍しい行き先の臨時列車が運行されたのでそれに乗車してみました。

珍しい行き先の臨時列車というのは北陸新幹線はくたか593号上越妙高行きです。
通常なら東京発や上野発の北陸新幹線の行き先は長野、金沢、敦賀の3つしかありませんが、そのどれでもない上越妙高行きというのは超激レアな行き先です。

その臨時列車はJR東日本の公式ウェブサイトの臨時列車のお知らせのページ(PDFファイル)に掲載されています。
何のための臨時列車かはここにははっきりと書かれていませんが、この日は上越市の高田城址公園で観桜会が開催されているのでそのために設定された臨時列車だと思われます。

ちなみにこれは今回が初めてではなく、2017年の1月と2月に初めて臨時列車として何本か運行されていたそうです。
なので今回は約8年ぶりの上越妙高行きということになります。
この上越妙高行きの列車がどんな感じなのかとても気になったので乗ってみることにしました。




電光掲示板、発車案内、編成案内、空席案内も撮影しておきました。




車両の行き先表示器も撮影しておきました。

それでは乗車します。
乗車後の案内放送と電光掲示板も「上越妙高行き」となっていました。

今回使ったきっぷはこちら。

上野を出ると、大宮、高崎の順に停車します。
高崎では後続のかがやき507号の通過待ちのため5分の停車時間がありました。

高崎を出ると、軽井沢、佐久平、上田、長野の順に停車します。
長野から先もJR東日本の区間ですが、JR東日本とJR西日本の乗務員の交代はこの長野駅で行われます。
その関係で通常の便の列車の案内放送もJR西日本仕様に変わります。
しかし、今回の臨時列車はJR東日本完結の列車なのでどのような放送がされるのか気になっていたのですが、通常の便と同じで「列車の到着時刻や運行情報はJRおでかけネット、またはJR西日本アプリWESTERからご確認いただけます。」との案内が流れました。
これは長野駅発車後にしか聞けない超激レアな放送です。

飯山到着前の電光掲示板および案内放送も「飯山の次は終点上越妙高です」と流れていました。

11時20分、終点の上越妙高に到着しました。
上越妙高駅で回送列車というのは多分ないので、これもレアです。

時刻表はこうなっています。
電光掲示板、発車案内、空席状況、編成案内、行き先表示器など、ありとあらゆる箇所に「上越妙高」の文字が表示され、 駅や車内の案内放送も「上越妙高行き」と何回も放送され、まさに上越妙高ずくしの臨時列車で新鮮な感じがしました。
今後もまた今回のような臨時列車が走ってくれたら良いなと思いました。