7月25日から3日間、青春18きっぷなどを使って関西まで列車旅をしていたのですが、7月27日は青春18きっぷと北陸おでかけtabiwaパスを使って関西から北陸経由で帰ることにしました。
その道中、金沢駅で乗り換え時間が20分くらいあったので途中下車し、以前から気になっていた場所へ行ってみることにしました。
新潟県外の街の話題ですが、街づくりの参考にもなると思ったので記事を書きますw
金沢駅の様子です。
金沢駅構内や駅の商業施設、兼六園口駅前はやはり土曜日ということもあって人がたくさんいました。
今年3月の北陸新幹線敦賀延伸の効果もあるのかなと思います。
大多数の人が駅前の鼓門を「イェーイ!」とか言いながら写真撮影をしている中、僕は誰も写真撮影していない駅前の様子を写真撮影してみました。
向かって左側にあるホテル跡地はいまだに広大な更地のままで、かれこれもう6年経過するようです。
ついに古町ルフル(旧新潟大和)の放置期間の5年を超えてしまいましたね。
さて、今回行ってみたかった場所というのは、この反対側の金沢港口のすぐ近くにある「クロスゲート金沢」という複合施設の商業フロアです。
2020年8月1日に開業した複合施設で、上層階に外資系高級ホテルのハイアットセントリックやハイアットハウスなどもあります。
商業フロアはその下層階にあり、主に飲食店と食料品店があります。
金沢市や金沢駅にはこれまでに何回も来ていますが、この商業施設の存在は知っていたものの、実は今まで中に入ったことはありませんでした。
最近YouTubeでこの商業施設がガラガラでゴースト商業施設だと紹介している動画を見たのですが、それが本当なのかどうか実際に自分の目で確かめてみたくて今回入ってみることにしたのです。
これがクロスゲート金沢の商業フロア内部の様子です。
動画の通り、ガラガラでした。
あんなに人がたくさんいる金沢駅構内や兼六園口駅前とは打って変わってこちらはガラガラです。
飲食店が多いのでおそらく観光客向けに作ったのだと思うのですが、観光客にまでソッポを向かれてるという状況です。
行った時間は12時40分ごろなので昼食の時間なのですが、それでもガラガラです。
しかもいくつかのお店は休業中になっています。
人が全然来ないからそうしているのだと思うんですけど、でもよく考えたら普通は集客が見込めないのであれば「閉店」にするはずですよね。
でもなぜかそうはせずに「休業」としているのがなんか不思議だなぁと思いました。
それにこの状況、数年前のコロナ騒ぎの時代を思い出しますね。
その当時は人が全然来ないからということで多くの飲食店が休業していました。
あんなにたくさん人がいる金沢駅のすぐ近くにあるのに、ここだけこの状況なわけですから、ここだけコロナ騒ぎの時代から時が止まっているかのような、そんな感じがしました。
飲食店以外にも食料品スーパーもあります。
食料品スーパーなら地元客向けでもあるわけですからさすがにお客さんはいるだろうと思って中に入ってみたのですが、しかし、それですら店内にお客さんが誰もいないという悲惨な状況でした。
食料品スーパーですらダメならもう全部ダメだなぁと思いますw
ここがこんなに悲惨な状況なら、兼六園口駅前の6年くらい再開発がされず放置されている広大な更地に、例えば商業施設を作ったとしても集客が見込めないのでは?と思います。
もしかしたら土地の所有者である近鉄不動産が再開発しないでずっと放置しているのは、高さ制限の問題ではなく、このクロスゲート金沢のような感じになってしまうことを想定しているからなのかもしれません。
もし高さ制限が問題なのであれば、建物を解体する前とかもっと早い時期に金沢市に対して要望を出してるはずです。
最近は高さ制限の緩和や都市再生緊急整備地域の指定について騒ぎ出してますが、その話が出たのは昨年で、しかも近鉄不動産側から要望があったわけではなさそうですし。
今年の3月に北陸新幹線が敦賀まで延伸し、観光客も含めてたくさん人がいる金沢駅のすぐ近くにあり、数年前にできたばかりの新しい施設で、しかもお昼時なのに、ガラガラで、閉店にしないで休業としているお店もいくつかあるという、ここだけコロナ騒ぎの時代から時が止まっているかのような、すごく不思議なものを見ることができて良かったと思います。
これは新潟市の街づくりの参考にもなると思うので、市長や市の職員、市議会議員は視察に行ってみる価値はあると思います(笑)