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2024年07月06日

【にいがた街ガイダンス】【動画】古町は衰退しているのではない、商業地として苦戦しているだけだ!オフィス、金融、商店街、学校、花街、歓楽街・・・などなど、様々な「県内最大級」が集まる新潟市の古くからの中心市街地 古町・本町 編

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古町・本町とは、新潟市の中心市街地の一つのエリアです。
メインストリートの柾谷小路を中心に高層ビル群が形成されています。

近年は景気の悪化や郊外に商業店舗が次々に出店していることなどが原因で、このエリアでは商業店舗が多く撤退し、商業地としては苦戦しています。
そのことから新潟のマスコミは頻繁に「古町は衰退している」などと報道しています。
ただ、僕からすればその表現を使うのは間違えていると思いますし、はっきり言うと偏向報道だと思います。
なぜなら、古町にはマスコミが一切報道しないおもしろい特徴や魅力がまだまだたくさんあるからです。

この記事および動画ではそんな古町・本町エリアについての特徴や性格、魅力などについて詳しく紹介していこうと思います。





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なお、古町や本町という地名は1番町〜14番町まで広範囲に渡ります。
上古町と呼ばれる1番町〜4番町、下古町と呼ばれる10番町〜14番町については特徴や性格が異なることから今回は除外します。
ここでは柾谷小路を横軸、5番町〜9番町を縦軸とした上の地図のピンク色の範囲(東中通も含む)に限定して紹介します。

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古町・本町エリアは新潟市中心部の北西側に位置する地域です。
新潟駅からバスで7〜8分でアクセスできます。
新潟市の中心市街地の一つのエリアであり、元々はこの辺り一帯が新潟町という一つの自治体だったことから、新潟市の元祖とも言える地域です。

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超高層ビルNEXT21の展望室からこの地域を見渡すと、高層建築物が数多く密集しており、都会の様相を呈しているのがわかります。
この古町・本町から新潟市の中心市街地は万代や新潟駅周辺へと広がり発展していき、新潟市の市域も広がっていきました。
古くからの新潟市の中心市街地であることから、今では高層建築物が多く立ち並んでいるのはもちろん、歴史ある建物も多いのが特徴です。


@ 新潟県内でトップクラスの規模のオフィス街
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古町・本町エリアはメインストリートである柾谷小路や東中通りを中心に数多くの高層建築物が建ち並んでいます。
その中でもオフィスビルは特に多いです。
数としては新潟駅周辺エリアに次ぐ規模となります。

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オフィスビルをいくつか見てみると、どのビルも空きテナントはほとんどなく、県内外の本社や支社が多数入居していることがわかります。


このことから県内でもトップクラスの規模のオフィス街であると言えます。


A 金融機関、証券会社などが多く集積する新潟県内最大の金融街
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金融機関や証券会社が他のエリアに比べて多いのも特徴です。
まず、日本銀行新潟支店が柾谷小路の端の寄居町にあります。

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三菱UFJ銀行新潟支店、三井住友銀行新潟支店、みずほ銀行新潟支店といった3大メガバンクもあります。
3大メガバンクの支店が全て揃っているのはこのエリアだけで、新潟駅周辺などの他のエリアや他の自治体では見られません。

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郵便局(ゆうちょ銀行)も大規模な店舗があります。
新潟駅の近くにも大規模な郵便局(ゆうちょ銀行)がありますが、それ以上に大きいため、この店舗は新潟県内で最大級の大きさになります。

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県内の地方銀行である第四北越銀行の本店と支店、大光銀行の支店もあります。

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それ以外にも富山県に本店を置く北陸銀行新潟支店や福島県に本店を置く東邦銀行新潟支店もあります。

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銀行だけでなく、SMBC日興証券、野村證券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、大和証券、岡三にいがた証券といった証券会社の支店も多いのが特徴です。
これは新潟駅周辺など他のエリアではここまで集まっていないため、証券会社の数も最大級となります。


このように金融機関や証券会社が多数集まっていることから、新潟県内で最大級であり唯一の金融街という特徴を持っています。


B アーケードのある商店街の規模も県内最大級!地元個人商店から全国チェーン店まで個性あふれる商業店舗が多く集まる街
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柾谷小路商店街、古町通商店街、ぷらっと本町など、このエリアはアーケードのある商店街の数が多く、その規模としては県内で最大級となります。
商店街には全国チェーン店も多くありますが、特に地元資本の個人商店が多数出店しており、その数も他のエリアには負けないくらいの規模となっています。
飲食店、食料品店、ドラッグストア、書店、衣料品店、雑貨店、家具店などがあります。

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小規模商店だけでなく、古町ルフルやイトーヨーカドー丸大新潟店など、大規模な商業ビルもいくつかあります。

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西堀通りには地下街「西堀ローサ」があり、地下街があるのは県内でここだけです。

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商業店舗に関しては、近年は景気の悪化や郊外に商業店舗が次から次へと出店していることなどが原因で、多くの商業店舗が撤退し苦戦しています。
古町は商業地として苦戦しているというのは事実としか言いようがありません。
しかしながら、今でもこのエリアだけでもほとんどのものを買い揃えることはできますし、飲食店も多いので、まだまだ利便性は高いと言えます。

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なお、イトーヨーカドー丸大新潟店は親会社の経営が悪化しているため、2025年3月にイトーヨーカドーとしては閉店することが決まっています。
しかし、そのあとは食品スーパー「ロピア」を運営するOICグループが事業を継承することが決まっており、商業店舗として営業が続くことになります。

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西堀ローサは会社の経営が悪化していることが原因で、2025年に運営会社が解散することが決まっており、それまでに全ての商業店舗が撤退することも決まっています。
そのあとは新潟市がこの地下空間を取得し、地下施設としては今後も残ることになりますが、商業施設として使うのか公共の空間として使うのかなどの活用方針については市民の意見も取り入れながら決めていくということになっています。

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2020年に閉店した旧新潟三越跡地は大規模再開発が行われます。
商業フロア、オフィスフロア、マンションなどで構成される高さ約150mの超高層建築物が建設されることが決まっています。
廣瀬と東京建物が共同で再開発事業を行うため、商業フロアには集客力の高い商業店舗を誘致してくれるのではないかと思われます。


C 新潟市民の台所!活気あふれる市場と人情あふれる横丁のある街
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本町地区のうち、本町通6番町は「ぷらっと本町」と呼ばれ、鮮魚店や惣菜店が中心の市場となっています。
路上には多数の露店が出店しており、多くの人が集まり活気があふれています。

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本町市場の近くには「にいがた人情横丁」があります。
人情あふれる雰囲気の通りで、生鮮食品店や飲食店など個性のあるお店が多数出店しています。


D 多種多様な専門学校や大学が集まる学生の街
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古町・本町には多種多様な大学のキャンパスや専門学校も数多く所在しており、若者が集まる学生街としての性格も持っています。


E 近年では市役所機能の一部や中央区役所などが移転しているため、行政機能も充実してきている
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近年は市役所機能の一部や中央区役所が移転するなど行政機能も充実してきています。
古町ルフルには市役所機能の約半分が移転しています。
NEXT21の2階〜5階では中央区役所が現在の新潟市役所から移転してきています。
行政手続きがしやすくなるなど利便性が向上しています。


F かつては東京の新橋、京都の祇園と並ぶ三大花街の一つと言われた古町花街
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古町通8番町、9番町には老舗高級料亭が数多く集まる「花街」が形成されています。
かつては東京の新橋、京都の祇園と並ぶ三大花街の一つと言われていました。


G いわゆる多くの「夜の店」が集まる新潟県内最大の歓楽街
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いわゆる「夜のお店」が多く集まっているのも特徴的です。
古町通8番町・9番町、西堀通8番町・9番町、東堀通5番町に夜営業のお店が多く、夜になると賑わうようになります。
新潟駅前にも歓楽街が形成されていますが、古町周辺ではそれよりも規模が大きく、新潟県内で最大級規模となっています。


H 新潟駅周辺に次ぐ数のビジネスホテル・シティホテル
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老舗から全国チェーンまでビジネスホテルやシティホテルも多く出店しているのも特徴的です。
店舗数は新潟駅周辺に次ぐ規模となっています。


I 県内では2番目の規模!多くの寺院が密集する「寺町」
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多くの高層建築物が密集する一方、西堀通り沿いには多くの寺院が密集しており「寺町」を形成しています。
その密集具合や規模は新潟県内では上越市の高田地区に次ぐ2番目の規模となりますが、このように高層ビルが多数密集する地域の中に多くの寺院があるといのが大きく違う点です。
同じく高層ビルが密集する中心市街地に寺院が多くある京都のような感じがしますね。


J バスの利用者数はトップクラス!古町バス停・本町バス停を合わせて1か月で30万人以上の利用がある!
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古町・本町は鉄道が通っていないため、ここまで公共交通でアクセスするにはバスを使う人が多いです。

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新潟交通が発表しているバス停別の乗降者数によると、古町バス停も本町バス停も常にトップクラスになっています。
この傾向は昔からずっと変わっていません。
買い物目的で来る人の他にも、オフィスや学校も多いため、通勤・通学で利用する人も多いのです。


K 新潟のマスコミの偏向報道 古町は衰退しているのではなく、「商業地として苦戦しているだけ」という表現が正しい
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近年は郊外に商業店舗が多数出店したことや景気の低迷などにより、古町エリアでは全国チェーンの商業店舗や大規模商業施設の撤退が相次いでいます。
同じ中心市街地でも新潟駅周辺や万代周辺などと比べると商業地として苦戦しているのは事実ですし、人通りが減っているのも事実です。

そのため、新潟のマスコミは頻繁に「古町は衰退している」などと報道しています。
ただ、僕からすればそれは偏向報道だと思います。
なぜなら、商業以外の分野、例えば上記に挙げたオフィス、金融、専門学校、宿泊施設、飲食店、歓楽街などは今でも昔から大きな変化はないからです。
バスの利用者数も毎月トップクラスになるほどです。
このような状況なのに「衰退している」という表現を使うのは間違っていると思います。
衰退しているというのであれば、商業以外の分野でも撤退が多くなっているはずです。
よってこの場合は「衰退している」という表現ではなく、正しくは「商業地として苦戦しているだけ」という表現を使うべきだと思います。

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しかしながら商業に関しては、Bでも述べましたが、2020年に閉店した旧新潟三越跡地は今後大規模再開発が行われ、商業フロア、オフィスフロア、マンションなどで構成される高さ約150mの超高層建築物が建設されることが決まっています。
廣瀬と東京建物が共同で再開発事業を行うため、商業フロアには集客力の高い商業店舗を誘致してくれるのではないかと思われます。
この再開発がきっかけで商業地としても状況が良くなっていき、再び多くの人で賑わう街になるでしょう。
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