2024年3月31日に新潟駅の新バスターミナルが共用開始しました。
僕は新しいバスターミナルの共用開始前からずっと、いつも新潟駅バス停を利用しているわけですが、新しいバスターミナルを利用していて、以前のバスターミナルに比べて良くなったと思うところや便利になったと思うところが多数あると思いました。
この記事ではそれについてまとめてみたいと思います。
更新履歴
2024年6月12日 動画を追加
2024年4月14日 初投稿
<動画> 2024年6月12日 NEW!!
階段の昇り降りなしで新潟駅の万代口側と南口側を往来できるようになった
以前は万代口側と南口側で駅舎と線路によって分断されていたため、新潟駅構内の2階を通る必要がありました。
階段やエスカレーターなどの昇り降りが必須で、遠回りをするようなルートになっていたため、往来するのに時間がかかっていました。
しかし、新潟駅の高架下に歩道ができたことにより階段やエスカレーターなどの昇り降りなしで直線距離を万代口側と南口側との往来ができるようになったため、身体的・心理的負担が大幅に減り、所要時間が大幅に削減されました。
バスターミナルが万代口側と南口側で一体的なものになったため、バスとバスとの乗り換えがしやすくなった
以前は万代口側と南口側で駅舎と線路によって分断されていたため、バスターミナルも万代口側と南口側で分かれていました。
例えば南口側でバスを降りて万代口側から発車するバスに乗り換えたい場合は、階段やエスカレーターなどの昇り降りが必須で、上の画像の赤矢印のように経路も遠回りをするようなルートになっていたため、移動するのに時間がかかっていました。
しかし、新潟駅の高架下と万代口側に新たにバスターミナルができ、万代口側と南口側で一体的なものになった結果、万代口側と南口側との往来は上の画像の赤矢印のように階段の昇り降りなしでまっすぐ進むだけになったため、身体的・心理的負担が軽減し、所要時間も短縮したため、バスとバスとの乗り換えがしやすくなりました。
万代口側の降車場のスペースが広くなったため、新潟駅バス停を発着する全ての路線バスがバスターミナル内で降車できるようになった
以前の万代口側のバスターミナルの降車場はロータリーのスペースが狭く、さらにタクシーのりばと共用だったことから、バスをたくさんロータリー内に入れようとすると大渋滞が発生して安全面に懸念があるため、全ての路線のバスを乗り入れることはできませんでした。
そのため、一部の路線(主に西小針線や有明線など西区方面)はこことは別の場所(駅前の横断歩道を渡った先の東大通り沿い)に降車場が設置されていました。
新バスターミナルでは降車場のスペースが以前よりも広くなったため、全ての路線がバスターミナル内で降車できるようになりました。
そのため、新潟駅構内へも入りやすくなりましたし、乗り換えもしやすくなりました。
屋根も設けられているため雨や雪を凌げるようになりました。
バスと鉄道との乗り換えもしやすくなった
以前は万代口側のバスターミナルからでは新幹線までの距離が遠く、南口側のバスターミナルからでは在来線までの距離が遠いという状況でした。
バスターミナルが一体的になったことで、その距離はどちらも同じくらいになりました。
屋根のおかげで雨や雪に濡れることなくバス待ちができる
以前の万代口の旧バスターミナルは屋根はあるもののスペースがとても狭いため、たくさんの人が並ぶと屋根からはみだしていました。
そのため雨や雪が降っているときは傘をささなければいけませんでした。
しかし、新バスターミナルは高架下については完全に天井で覆われていますし、万代口側は歩道のみではあるものの屋根が広いため、たくさん人が並んだとしても屋根からはみ出すことはありませんし、雨や雪が降ったときでも完全に凌げるようになっています。
情報案内が充実した
新バスターミナルには以下のような情報案内ディスプレイが設置され、以前よりも情報案内が充実しました。
万代口側降車場付近、高架下には上の写真のような情報案内ディスプレイが設置されています。
右上にはバスターミナル構内図と各のりばの路線名、左側には各のりばの路線と2本先までの発車案内が表示されています。
発車案内については以前のバスターミナルにはなかったものです。
情報案内がより充実してわかりやすくなっています。
新潟駅構内2階連絡通路付近(在来線東改札前)にもバスターミナルにあるような情報案内ディスプレイが設置されています。
右側にはバスターミナル構内図と各のりばの路線名、左側には各のりばの路線と2本先までの発車案内が表示されています。
発車案内については以前のバスターミナルにはなかったものです。
情報案内がより充実してわかりやすくなっています。
各のりばには上の写真のような情報案内ディスプレイが設置されています。
路線名、3本先までのバスの発車案内、時刻表、路線図が表示されています。
発車案内については以前のバスターミナルにはなかったものです。
情報案内がより充実してわかりやすくなっています。
駅2階連絡通路の階段、エスカレーター付近には上の写真のような情報案内が貼られています。
バスターミナル構内図と各のりばの路線名のほか、新潟市内でも特に多くの人が訪れる場所へアクセスできる路線ののりば案内も記載されています。
トイレが2階連絡通路やCoCoLo新潟内などすぐ近くに複数箇所設置された
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以前の万代口旧バスターミナルは新潟駅構内のトイレからは遠い場所にありましたが、新バスターミナルは2階連絡通路やCoCoLo新潟内などすぐ近くにトイレがあるため、とても便利になりました。
バスも高架下を通り抜けて万代口側と南口側を往来することができるため、高架下直通便も設定された
以前は万代口側と南口側で駅舎と線路によって分断されていたため、バスの運行も万代口・南口それぞれで終点になっていました。
しかし、新バスターミナルは高架化した新潟駅の真下にバスが通り抜けることができる空間が作られたため、バスも万代口側と南口側とを往来することができるようになりました。
そのため、高架下を通り抜ける直通便も設定され、利便性が向上しています。
駅前の道路の渋滞がなくなった
万代口の旧バスターミナルの前にある道路では、バスが一度に何台も発車するので渋滞が発生していました。
新バスターミナル共用開始後はその渋滞がなくなりました。
周辺を走る一般車にも大きなメリットがあると言えます。
郊外路線バスは駅前の交差点での歩行者の横断待ちがなくなった
万代口側の旧バスターミナルから発車するバスは駅前の交差点を左折して大通りに入るとき、横断歩道を横断する歩行者の横断待ちをしなければいけませんでした。
この横断待ちによって1〜2分ほど遅延が生じる場合がありました。
しかし、新バスターミナルでは、信号が青信号になれば駅前の交差点をまっすぐ進むことになるわけですから、歩行者の横断待ちをする必要がありません。
これにより遅延がなくなりました。
萬代橋ラインの場合は信号機が目の前にないので、発車時間になったらすぐに発車することができる
万代口側の旧バスターミナル萬代橋ラインのバス停は信号機のある交差点がすぐ目の前にありました。
バスの発車時間になっても信号が赤信号に変わった場合、ドアを開けたまま発車しないことが多く、それによって1〜2分ほどの遅延が生じることがあります。
新バスターミナル共用開始後はのりばの目の前に信号がないわけですから、発車時間になればすぐに発車することができますし、駅前の交差点で赤信号になったとしてもドアは閉まったままです。
これにより遅延がなくなりました。
バスの降車場とタクシーのりばは完全に分けられるので安全性が向上する
以前はバスの降車場とタクシーのりばは同じロータリー内にありました。
たくさんのバスとたくさんのタクシーが狭い空間の中で錯綜していたわけですから、バスの運行にも支障をきたしていましたし、安全性にも問題があったと思います。
新バスターミナル共用開始後はバスのりばとタクシーのりばは完全に分けられたため、そのような問題が解決しています。
これはタクシードライバーにも大きなメリットがあると言えます。
なお、タクシーのりばは今後工事が行われ今の位置よりも西側に移転します。
とまぁ、新バスターミナルが以前のバスターミナルよりも良くなった点を挙げていきました。
ほとんどがメリットであり、デメリットと言える(と思われる)ことは反対側ののりばに行くことくらいでしょうか。
まぁ、あまり大したことのないようなことですがw
しかしながら、たったそれだけしかデメリット(と思われる)ことがないのに、また新潟のマスコミはBRTのときのようにそれだけをしつこく偏向報道して新バスターミナルのイメージを悪くしようとしていますね。
マスコミなんだから偏向報道をするのではなく、この記事に挙げたメリットもすべてしっかり報道するべきだと思います。
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