移住する上で重要視するであろうポイントのひとつに公共交通があるかと思います。
しかし、行政が公式でやっている移住促進サイトでは公共交通に関してはあまり触れられていないですよね。
というわけで、新潟市内で公共交通の利便性が高いのはどこなのか?
僕は車は所有しておらず、公共交通、自転車、徒歩のいずれかで新潟市内を移動しているんですが、そんな僕の個人的なオススメも加味してランキング形式で紹介しようと思います。
第5位 JR信越本線(新潟駅〜新津駅)沿線
信越本線は新潟駅から直江津駅までを結ぶ鉄道路線です。この他にも長野県や群馬県にもあります。
そのうち、新潟駅〜新津駅間は日中時間帯は3〜4本、ラッシュ時間帯は5〜7本の列車が運行しています。
これは新潟県内の鉄道の区間の中で一番運行本数が多いです。
各駅間の移動や新津や亀田から新潟市中心部へ行く場合はとても便利だと思います。
しかし、沿線を通るバスに関しては本数が少ないです。
亀田では例えば「亀田・横越線」については平日毎時2〜3本(休日毎時1本程度)運行しているものの、
新津では同じ亀田・横越線でも1日10本と極端に少なくなります。
また、新津には白根までを結ぶ路線もありますが、これについては1日6本しか運行していません。
バスの本数が少ないという事情も考慮して第5位としておきました。
第4位 JR白新線(新潟駅〜豊栄駅)沿線
JR白新線は新潟駅から新発田駅までを結ぶ鉄道路線です。
その中でも特に新潟駅〜豊栄駅間は毎時3〜4本程度運行しています。
信越本線に比べれば少ないですが、不便とも思えないちょうど良い本数です。
また、この沿線にはバス路線がいくつか通っており、本数もそこそこあります。
例えば一番近いところには「大形線」という路線が走っており、本数は毎時3〜5本程度です。
JR白新線沿線よりもこの大形線沿線の方が商業店舗や住宅が多いため、沿線内で買い物目的で移動する場合はバスの方が便利です。
ただ、同じ東区や北区には「空港・松浜線」や「河渡線」などの路線もあり本数も多くて便利だと思いますが、それらはJR白新線からは距離が離れているので沿線とは言い難くなります。
そういう事情も加味して第4位としておきました。
第3位 JR越後線(新潟駅〜内野駅)沿線
JR越後線は新潟駅から柏崎駅までを結ぶ鉄道路線です。
その中でも特に新潟駅〜内野駅間は毎時3本程度運行しています。
信越本線に比べれば少ないですが、不便とも思えないちょうど良い本数です。
また、この沿線にはバス路線が複数あります。
その中でも特にJR越後線の北側を通る「西小針線」は新潟交通のバス路線の中でも萬代橋ラインに次ぐ2番目に利用者数の多い路線です。
本数もとても多く、朝ラッシュ時に最大16本、それ以外は毎時5〜6本程度運行しています。
これほど利用者が多いのであればここにも連節バスを走らせて快速運行しても良いのでは?と思うくらいです。
このほかにも「有明線」が西小針線の北側を通っており、本数は朝ラッシュ時に最大13本、それ以外は毎時3〜4本程度運行しています。
JR越後線の南側を走る「寺尾線」や「大堀線」もそれぞれ毎時数本程度運行しています。
これらのバス路線はJR越後線に近いところを走っているため、鉄道もバスも新潟市中心部へ行く場合でも沿線のそれ以外の場所へ行く場合でも利便性が高いと言えます。
場合によっては車を所有しなくても大丈夫かもしれません。
というわけで第3位としておきました。
第2位 新潟交通のバス定期券「均一フリー」エリア内
新潟交通が販売している定期券には「均一フリー」というものがあります。
これは上の画像のエリア(均一運賃260円区間)内で使用でき、このエリア内で有効期間内であればどの路線のどの区間でも乗り放題になります。
職場がこのエリア内にあり、交通費が支給されるのであれば、居住する家も迷わずこのエリア内にしておきましょう。
支給された交通費で買った定期券を使って自宅と職場との往復以外で利用する場合でも何も問題は起こりません。
なので、このエリア内のバスでの移動がかなり便利になります。
エリア内には商業店舗やレジャー施設もたくさんあるため、新潟市中心部へ行くだけでなく、郊外のさまざまな場所へもバスで行きやすいです。
これだけ利便性が高ければ、車を所有していなくても大丈夫になります。
というわけで第2位としておきました。
第1位 萬代橋ライン(新潟駅前バス停〜青山バス停)沿線
BRT萬代橋ラインは新潟駅前、万代、古町、市役所前といった中心市街地を通り、西区の青山へと至る基幹的バス路線です。
萬代橋ラインだけで見ても本数も利用者数も一番多いです。
その中でも特に新潟駅前〜市役所前間ではそれ以外の路線も重複して運行しているので、それらを合わせると時刻表を見なくても少し待っていればバスが来るという状態になります。
もちろん定期券均一フリーのエリア内なので、それを持っていれば乗り放題になります。
沿線は中心市街地で、商業店舗やレジャー施設もたくさんありますから、買い物へ行く場合も便利です。
というわけで第1位です。
新潟市はJR以外の軌道系交通がないから公共交通が不便だ!と言っている人が多いようですが、僕はそんなことはないと思います。
こうしてみるとバスだって地域によってはJRと競合できるくらい路線の数や本数が多いところもあり、新潟市は割とそういう地域の範囲が広いと思います。
実際に僕もそういう地域に住んでいるので、車を所有しなくても不便なく生活ができています。
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