注目の記事

 


にいがたガイダンス YouTubeチャンネル

sidebar_info.png

ブログを書いている人の最新の行動や最新情報についてはXもご覧ください。





  

2024年08月28日

【NIIGATA CITY BUS】(2024年8月28日更新)宇都宮LRTは市長選挙の結果や開業前後の事故、快速の短縮時間が同じことなど新潟市BRTと同じことが起こったのに開業1年経過しても悪質な報道をしない!新潟市BRTがうまくいかないのはやはり新潟のマスコミの報道姿勢が超悪質なのが原因だ!

utsunomiyaLRT2.jpg
以前乗車した栃木県の芳賀・宇都宮ライトレールですが、開業してしばらく経過しますが、なんとビックリするくらい新潟市BRTと状況が同じになっていることがわかりました。
この記事ではそれについてまとめてみようと思います。


<更新履歴>
2024年8月28日 J 利用者数増加、開業1周年の報道姿勢の大きな違い
2024年4月14日 「I 快速の短縮時間が各停便に比べて2分、先行している各停便の追い抜きをしない、混雑緩和効果があるだけ」を追加
2023年9月10日 初投稿


@ 導入の是非が最大の争点となった市長選挙が行われた
新潟市
新潟市はBRT開業(2015年9月5日)の前の2014年11月9日に市長選挙が行われましたが、この選挙はBRT導入の是非が最大の争点になりました。
候補は3名で、賛成派の候補1名と反対派の候補2名が対立する構図になりました。

宇都宮市
宇都宮LRTの工事が着工(2018年)する前の2016年に行われた市長選挙はLRT導入の是非が最大の争点になりました。
候補は2名で、賛成派の候補1名と反対派の候補1名が対立する構図になりました。


A 市長選挙の結果、賛成派が僅差の辛勝
新潟市
新潟市の2014年の選挙では賛成派の投票数が95301票、反対派2名の投票数が88206票と79851票となり、賛成派の候補が僅差の辛勝という結果になりました。

宇都宮市
宇都宮市の2016年の市長選挙の結果は賛成派の候補が89840票、反対派の候補が83634票となり、賛成派の候補が僅差の辛勝という結果になりました。


B 市長選挙の結果から、大多数の人に賛成されているとは言えない状況でBRTの開業(LRTの建設工事)が行われた。
選挙の結果から、新潟市も宇都宮市も賛成派が選挙に勝ったものの、いずれも反対票も多く、大多数の人に賛成されているとは言えない状況でした。
そんな中で新潟市ではBRTが開業し、宇都宮市ではLRTの建設工事が始まりました。


C 開業前に事故が発生した
新潟市BRT
2015年7月7日に試運転中に停車中だった連節バスとそれを追い抜こうとした幼稚園バスとの接触事故が発生しました。
けが人はいませんでした。

宇都宮LRT
2022年11月19日に試運転中だったLRTの車両が脱線事故を起こしました。
けが人はいませんでした。


D 開業日が何回か延期になった
新潟市BRT
当初2014年末の開業を目指していましたが、2015年の夏前に延期になりました。
しかし、そこからさらに延期になり、実際の開業日は2015年9月5日になりました。

宇都宮LRT
当初は2022年3月開業予定としていましたが、2023年3月に延期になりました。
しかし、そこからさらに延期になり、実際の開業日は2023年8月26日になりました。


E 基幹公共交通と重複する路線バスの再編が行われた
開業日に路線バスの再編が行われ、基幹公共交通にあたる新潟市BRTも宇都宮LRTもそれらと同じルートを走る他の路線バスのほとんどは交通結節点を終点とし、乗り換える方式になりました。


F 開業初日および2日目に大混雑による大幅遅延とダイヤ乱れが発生した
新潟市BRT
新潟市BRTの目玉は連節バスです。
よって、4台しかない連節バスに乗客が集中して乗車した結果、大幅な遅延が発生し、ダイヤも大きく乱れました。

宇都宮LRT
開業初日にたくさんの人が乗車することを見越して、朝早くに乗車整理券を配布し、一般の乗客が乗車できる時間を15時以降とするなど、混雑対策を行ったようですが、それでも1万人以上の人が乗車し混雑したようです。
2日目は初日のような混雑対策はしておらず、1日目を上回る数の人が乗車したため、大幅な遅延とダイヤ乱れが発生したとのことです。


G 開業後しばらくしてからも降車時の運賃精算に時間がかかり遅延が頻繁に発生した
新潟市BRT
降車も精算も従来のバスと同じく、前扉1箇所のみとなり、連節バスに不慣れな乗客が多かったことや乗客がたくさん乗っていたことなどが原因で精算に時間がかかり、しばらくの間は遅延が頻繁に発生していました。

宇都宮LRT
降車時の運賃精算は交通系ICに限り信用乗車方式を採用しており、どの扉からでも降車し精算することが可能です。
しかし、現金精算についてはバスや他都市の路面電車と同じ方式で、降車も精算も前扉1箇所のみになります。
平日はIC定期券を持っている人が多いので遅延は少ないようですが、休日については現金精算をする乗客がかなり多いようで、その影響で精算に時間がかかり頻繁に遅延が発生しているとのことです。


H 開業後にも事故が数回発生した
新潟市BRT
開業初日に連節バスと一般バスとの接触事故が発生、自家用車との接触事故も発生、2015年10月2日にはタクシーとの接触事故も発生しました。
いずれもけが人はいませんでした。

宇都宮LRT
2023年9月1日にLRTと自家用車との接触事故が発生、2023年9月5日にLRTと自家用車との衝突事故が発生しました。
いずれもけが人はいませんでした。


I 快速の短縮時間が各停便に比べて2分、先行している各停便の追い抜きをしない、混雑緩和効果があるだけ
utsunomiyaLRT2.jpg
宇都宮LRTは2024年4月1日から快速便の運行を開始したとのことです。
その短縮時間は各停便に比べて2分だそうです。
しかも先行している各停便の追い抜きもせず、混雑緩和に効果があるだけだということです。

なんか聞いたことがあるなぁと思ったら、新潟市の萬代橋ラインの快速便と全く同じじゃないですかw
バス専用レーンがなく、渋滞の影響も受けやすい新潟市の萬代橋ラインと同じってどうなんだろう?と思うのですが・・・。
快速便の設定を見越して作られたという2面4線の駅はどうするつもりなんでしょうか?


J 新潟市はBRT開業後1年間でバスの利用者数が前年よりも増加した、宇都宮LRTは想定よりも利用者数が多かった 2024年8月28日追加

新潟市ではBRT・新バスシステム開業後、新潟市のバス全体の利用者数が前年よりも増加しました。
それまではずっと利用者数が減少し続けており、いろいろ対策をやっていたのにも関わらず歯止めをかけることができませんでしたが、BRT・新バスシステムのおかげで利用者増加という大きな成果を出すことができたのです。
もちろんそれ以降の年も2019年ごろまでは増加しています(コロナの影響があった2020年以降は減少)。

宇都宮LRTも当初の予想よりも利用者数が多かったとのことです。



・・・という感じで、すごくびっくりするくらい新潟市BRTも宇都宮LRTも同じような状況が発生しています。
にもかかわらず、新潟市BRTの開業当初、事故やトラブルが複数発生したことだけを見て「失敗した」と言って批判をしている人が多かったようです。
その人たちからすれば、宇都宮LRTも「失敗した」ということになると思うのですがどうでしょうか?
まぁ、こういうのは「失敗した」というのではなく、「つまづいただけ」という表現を使うのが正しいと思います。

それから、新潟のマスコミは新潟市BRTに対して批判的な報道をしつこくやっていましたが、栃木県のマスコミはただ起こったことを報道するだけで批判的な報道はほとんどしていません。
唯一の大きな違いがそれで、新潟市BRTが専用レーンの整備が進まず、何も発展せず、しかも名称まで変えてしまったのは新潟のマスコミの偏向報道が最大の原因だと思っています。


2024年8月28日追加
そういえば宇都宮LRTは開業から1年経過したそうです。
やはりここでもマスコミの報道姿勢に大きな違いが見られます。
新潟市BRTについては新潟のマスコミは開業1年経過して振り返る報道をしていましたが、超悪質な内容ばかりだったのに対し、宇都宮LRTについては地元メディアをはじめそういう報道をしているところは一切ありません。
やはり新潟市BRTがうまくいかなかった原因は新潟のマスコミの報道姿勢が超悪質だからです。
posted by 八七 at 09:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | NIIGATA CITY BUS・バス関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック