
2020年10月1日から東京都の都心と臨海地域を結ぶ「東京BRT」がプレ運行(一次)として運行していましたが、2023年4月1日からはプレ運行(二次)として東京ビッグサイトや豊洲市場などへ延伸運転をするようになりました。
2023年4月10日に実際にそれに乗ってみました。
<概要・特徴>

・運行は京成バスと同社が設立した新会社「東京BRT株式会社」が担当する。
・バス停は虎ノ門ヒルズ、新橋、勝どきBRT、晴海中央、晴海BRTターミナル、豊洲、豊洲市場前、有明テニスの森、国際展示場、東京テレポート。今後も運行区間が拡大し、バス停も増えていく予定。
・車両は連節バス1台(いすゞエルガデュオ・国産車)、単車8台(そのうち5台は燃料電池バスのトヨタSORA、3台はディーゼルバスのいすゞエルガ)。
・乗車は前扉、降車は後扉。連節バスの場合は乗車は前扉、降車は中扉と後扉。
・連節バスだけでなく、単車もBRT専用のデザインになっている。
・運賃は前払いでどの区間でも大人220円。
・精算方法は現金のほか、SuicaやPASMOなどが使える。
・専用レーンとPTPS(公共車両優先システム)は今のところ導入していない。
・鉄道路線と同じ感じで各バス停や運賃、乗車方法、車両などを紹介している公式のWebサイトがある。
<路線図・路線地図>

・路線は「幹線ルート(BRT1)」、「晴海・豊洲ルート(BRT3)」、「勝どきルート(BRT5)」の3つ。
・連節バス運行便は「幹線ルート」のみで毎時1本程度の運行。

前回は虎ノ門ヒルズから乗車しましたが、今回は新橋から乗車します。
新橋駅から歩いてBRTのりばへ行きます。


バス停には豊洲や国際展示場の文字が追加されています。

路線図もこんな感じに変わりました。


9時10分発の「幹線ルート」国際展示場行きに乗車します。
「幹線ルート」はプレ二次運行から追加された路線で、豊洲市場や国際展示場までほぼまっすぐ進んでいく路線です。
なお、土休日はその先の東京テレポートまで行きます。




勝どきBRT、豊洲市場前、有明テニスの森と進み、9時27分ごろに終点の国際展示場に到着します。

りんかい線国際展示場駅の近くに停車するのでりんかい線への乗り換えにも便利です。


東京ビッグサイトなど有明地域にある施設にもアクセスしやすいです。

いったん新橋まで戻り、次は10時20分発「晴海・豊洲ルート」ミチノテラス豊洲行きに乗ります。

勝どきBRTまでは幹線ルートと同じルートを通りますが、途中からルートが変わります。
幹線ルートは上の写真の交差点をまっすぐ進みましたが、このルートは左に曲がります。




晴海中央、晴海BRTターミナル、豊洲と進んでいき、10時42分ごろに終点のミチノテラス豊洲に到着します。

ミチノテラス豊洲のほか、ゆりかもめ市場前駅や豊洲市場も近くにあります。

「幹線ルート」の豊洲市場前バス停も近くにあり、この路線への乗り換えもしやすいです。

路線やバス停が増えたので行ける場所が増え、特に東京都心から臨海地域へ行きやすくなったと思います。
例えば東京駅からこのあたりへ行く場合、鉄道だけで行くと乗り換えに時間がかかったり、所要時間が30分近くかかったりしますが、東京BRTを利用すると新橋駅で乗り換える必要はあるものの、乗り換えがしやすく全体的な所要時間は短いので、こっちの方がとても便利だと思いました。

新潟市BRTもなるべく早く鳥屋野潟方面への連節バスの運行を開始し、さらに新潟駅高架下を通り抜けて萬代橋ラインとの直通運転も実現してほしいところです。
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