
新潟には「総合車両製作所新津事業所」と「新潟トランシス」という鉄道車両の製造工場が2つもあり、新潟県内はもちろん、全国各地でそれらで作られた鉄道車両が活躍しています。
その中でも「総合車両製作所新津事業所」では東京のJR山手線で走る車両を全て製造していますし、それ以外にもJR東日本や大手私鉄など東日本エリアで走る鉄道車両の多くを製造しています。
そんな総合車両製作所新津事業所は普段は一般の人は立ち入ることができないのですが、1年に一度だけ一般の人も工場内に入って見学できるイベントを開催しています。
しかも入場料無料、事前予約不要、入場人数制限なしというとても嬉しいイベントです。
僕は今年もこのイベントに行ってきました。
この記事ではそのイベントについて書いていきます。
新潟産の鉄道車両 目次
- レールフェスタ in にいつ 2022(総合車両製作所新津事業所)
- レールフェスタ in にいつ 2018(総合車両製作所新津事業所)
- JR宇都宮線・日光線 E131系600番台
- JR相模線 E131系500番台
- JR外房線・内房線・鹿島線 E131系0番台・80番台
- JR横須賀線・総武快速線 E235系1000番台
- しなの鉄道 SR1系200番台
- しなの鉄道 SR1系100番台
- HB-E300系ハイブリッド気動車(海里)
- JR東日本新潟エリアのエース E129系電車
- ET122系気動車1000番台(雪月花)


ちなみにこのイベント、2019年は台風の影響で中止、2020年と2021年はコロナの影響で開催されなかったため、今回は4年ぶりに開催ということになります。
工場内はこんな感じ。


今回は新潟県内を走るE129系電車をベースに作られているしなの鉄道「SR1系300番台」と




JR横須賀線・総武快速線で走る「E235系1000番台」の2つの車両を製造しているところを見ることができました。
それぞれ外側だけでなく、車内も見ることができます。

別の場所では車体に台車を取り付ける作業の様子を見ることもできました。
1ミリのズレもないようにすご〜くゆっくり慎重に車体を台車に下ろしています。

完成品が外に展示されていました。

会場内ではグッズ販売も行われていました。


SLばんえつ物語をモチーフにしたストーブが数量限定で販売されることになるんですが、その実物も展示されていました。
ここではばんえつ物語のヘッドマークが描かれたマグネットをもらいました。


この日はこの車両工場以外にも新津駅1番線ホームや新津駅東口広場、新津運輸区、新津鉄道資料館でもイベントが開催されていたので、それらにも行って楽しんできました。
鉄道車両の製造工場といえば、川崎重工業や東急車輛製造、日本車両製造など大都市に多くあるイメージですが、この新潟にも鉄道車両の製造工場が2つもあるわけです。
しかも製造された車両は日本全国各地で活躍しているわけですから、このイベントに行ってあらためて鉄道車両の生産も新潟が誇れる産業のひとつだなと認識できました。
こうやって工場内を見学できる機会があるのもとても嬉しいと思います。来年も開催するなら必ず行きたいと思います。