
今も順調に建設工事が進んでいる新潟駅周辺整備事業ですが、2022年6月5日に在来線が全線高架化し、いよいよラストスパートを迎えました。
BRT高架下交通広場や商業施設など駅構内の工事が完成するのは2024年春、駅前広場も含めすべて完成するのは2025年中の予定です。
この記事では新潟駅の今後の工事について、写真や図などを用いてまとめてみたいと思います。
【新潟駅周辺整備事業】

新潟駅周辺整備事業についての記事です。
今後の工事のまとめ、終了した工事のまとめ、現在の新潟駅の状況、新潟市BRTのバス停について載せています。
新潟駅周辺整備関連 目次
完成までラストスパート!新潟駅周辺整備事業の今後の工事についてのまとめ
新潟駅周辺整備事業 終了した工事のまとめ その1(2006年〜2017年)
新潟駅周辺整備事業 終了した工事のまとめ その2(2018年〜2021年)
新潟駅周辺整備事業 終了した工事のまとめ その3(2022年〜)
新潟駅周辺整備事業 終了した工事のまとめ その4(2023年〜)
今までありがとう、そしてさようなら新潟駅旧万代口駅舎。
新潟駅 @ 改札外・駅周辺
新潟駅 A 在来線コンコース・ホーム
新潟駅 B 上越新幹線コンコース・ホーム
白山駅
【新潟市BRT】01 新潟駅前 Niigata-eki-mae[Niigata Sta.]
【新潟市BRT】10 白山駅前 Hakusan-eki-mae[Hakusan Sta.]
<更新履歴>
2023年8月12日 出店する店舗の情報を追加
2023年3月27日 駅構内図を2023年3月25日現在の状態に変更
2023年3月8日 駅構内図を商業店舗エリア第 U 期エリア開業後の状態に変更
2022年12月27日 新幹線東口改札付近の万代口側と南口側を結ぶ通路の完成時期、商業店舗第 V 期エリアの通路の閉鎖時期と工事開始時期を追加
2022年12月15日 商業店舗エリア第 U 期エリアの工事完了・開業時期とオープンする商業店舗について追加
2022年11月30日 高架下交通広場の歩道部分とエスカレーター供用開始時期について追加
2022年9月30日 駅構内図をCoCoLo本館、CoCoLo東、CoCoLo中央閉店後の状態に変更
2022年9月5日
・過去に終了した工事は別の記事にまとめたので削除
・現在工事中と今後の工事予定や出来事のみ掲載
・駅構内図を作り直し
2022年8月11日 「CoCoLo本館、CoCoLo東、CoCoLo中央(V 期エリアとW 期エリアの一部)が閉店し、閉店後は大規模リニューアル工事が開始する(2022年9月25日〜)」を追加
2022年6月10日 記事内容大幅リニューアル、完了した工事および今後の工事の予定を時系列順に並べ替え
2021年11月20日 JR東日本のプレスリリースより、新万代口駅舎の完成イメージ図、駅構内の一部の完成イメージ図、商業施設の工事と完成・開業時期について追加
2021年11月20日 南口2階の施設撤去、駅構内2階のほぼ中央に南口と万代口を結ぶ通路と出入口、ペデストリアンデッキの延伸 追加
2021年10月29日 1番線高架化工事完了および使用開始時期、8・9番線使用停止および撤去開始時期、高架下交通広場完成時期、スイッチバック式バスターミナル撤去開始時期など追加
2021年1月28日 初投稿
記事内 目次
- @ 新幹線2階コンコースリニューアル工事中
- A 新しい商業店舗エリアの整備開始(2022年1月〜)
- B 新しい万代広場および高架下交通広場の整備開始(2022年4月〜)
- C 在来線東改札のとなりには1階へつながる階段あるいはエスカレーターが作られる
- D 万代口側にペデストリアンデッキが作られる
- E CoCoLo本館、CoCoLo東、CoCoLo中央(V 期エリアとW 期エリアの一部)の全ての店舗が閉店し、閉店後は大規模リニューアル工事が開始する(2022年9月25日〜)
- F 高架下交通広場完成(2024年春)
- G 現在のスイッチバック式のバスターミナル撤去開始(2024年高架下交通広場完成後)
- H 商業店舗エリア第 V 期エリア工事完了・開業(2023年冬ごろ) 2023年8月12日UP!!
- I 商業店舗エリア第 W 期エリア工事完了・開業(2024年春) 2023年8月12日UP!!
- J 新しい万代広場の完成(2025年)
<2023年8月12日現在の新潟駅構内図・工事状況>

@ 新幹線2階コンコースリニューアル工事中

新幹線の改札内ではこれまでにトイレ、待合室、床面、柱、天井のリニューアル工事が行われましたが、現在は柱や壁などのリニューアル工事が行われています。
すべて完了する時期は不明です。
関連記事
【新潟駅】新潟駅 上越新幹線コンコース・ホーム
A 新しい商業店舗エリアの工事開始(2022年1月〜)

2023年8月12日現在の新潟駅構内図
2022年1月からは上の構内図のピンク色で塗りつぶした箇所で商業店舗の工事が始まります。

2023年8月12日現在の新潟駅構内図
計画によれば、上の構内図のように、T 期、U 期、V 期、W 期の4つの時期・エリアに分けて工事が行われ順次開業していく計画になっています。
T 期は2022年6月5日に開業、U 期は2023年2月23日に開業しており、「CoCoLo東エリア」として商業店舗が4店舗営業しています。
V 期は2023年冬ごろ、W 期は2024年春ごろに開業予定となっています。
参考
新潟駅高架下開発の工事着手について
B 新しい万代広場および高架下交通広場の整備開始(2022年4月〜)

2023年8月12日現在の新潟駅構内図
2022年4月からは、上の構内図のピンク色で塗りつぶしたエリアでは高架下交通広場および万代口駅前バスターミナルの整備を行っています。

2023年8月12日現在の新潟駅構内図
なお、2023年3月25日には上の図のピンク色で塗りつぶしたエリアは工事がほぼ完了しており、通行可能になっています。

2023年8月12日現在の新潟駅構内図
バスターミナルの整備が終わり次第、タクシーのりばや自家用車用駐車場なども含む広場の他の部分の整備も行われます。
広場の整備の順番としては、南口広場のときとほぼ同じで
@ 高架下交通広場および万代口バスターミナルの整備開始
A 新しいバスターミナル使用開始後、旧バスターミナル撤去開始
B タクシーのりばと自家用車駐車場の整備開始
C 新しいタクシーのりばと自家用車駐車場工事終了後、中央の広場整備開始
D 万代広場完成
という感じになるのではないかと思います。
C 在来線東改札のとなりには1階へつながる階段あるいはエスカレーターが作られる

2023年8月12日現在の新潟駅構内図
上の地図のピンク色で塗りつぶした箇所には1階と2階を行き来できる階段あるいはエスカレーターとエレベーターが作られます。
参考
新潟駅及び駅前広場における将来の歩行者動線((仮称)新潟駅万代広場整備計画(案)に対するパブリックコメント手続きの実施結果について)
D 万代口側にペデストリアンデッキが作られる

2023年8月12日現在の新潟駅構内図
上の地図のピンク色で塗りつぶした箇所(Eの通路の外側)ではペデストリアンデッキが作られます。
参考
新潟駅及び駅前広場における将来の歩行者動線((仮称)新潟駅万代広場整備計画(案)に対するパブリックコメント手続きの実施結果について)
E CoCoLo本館、CoCoLo東、CoCoLo中央(V 期エリアとW 期エリアの一部)の全店舗が閉店し、閉店後は大規模リニューアル工事が開始する(2022年9月25日〜)

2023年8月12日現在の新潟駅構内図
CoCoLo本館、CoCoLo東、CoCoLo中央は全ての店舗が2022年9月25日に閉店しました。
閉店したCoCoLo本館、CoCoLo東、CoCoLo中央は上の構内図のピンク色で塗りつぶされたところで、V 期エリアとW 期エリアの中に含まれています。
閉店後は大規模リニューアル工事が開始します。
2023年3月25日からは旧CoCoLo東の通路も一般の人が立ち入れない状態にして一気に工事を進めていきます。
参考
新潟駅高架下開発の工事着手について
新潟駅高架下交通広場(駅直下バスターミナル)の歩道供用開始について
F 高架下交通広場完成(2024年春)

2023年8月12日現在の新潟駅構内図
2022年4月から工事が進められていた高架下交通広場は2024年春までに全面完成予定です。
G 現在のスイッチバック式のバスターミナル撤去開始(2024年高架下交通広場完成後)

高架下交通広場が完成次第、現在のスイッチバック式のバスターミナルは撤去されます。
H 商業店舗エリア第 V 期エリア工事完了・開業(2023年冬ごろ) 2023年8月12日UP!!

2023年8月12日現在の新潟駅構内図
商業店舗エリア第 V 期エリアの工事は2023年冬ごろに完了し、商業店舗が開業する予定です。

商業店舗エリア第 V 期エリアでは、このWebページによると、上の構内図ではA、B、C、Fの4つのカテゴリに分けられ、以下のような店舗がオープンする予定です。
A デイリー雑貨
すでにNewDays、VIE DE FRANCE、3COINS+plus、matsukiyo LABの4店舗が営業中ですが、現在工事中のエリアには雑貨店や書店などがオープン予定となっています。
書店はかつて旧CoCoLo万代の地下にあったので再出店という形になりますね。
南口側にジュンク堂書店、万代に紀伊国屋書店といった都市型大規模書店があるものの、やっぱり駅の構内にも小規模なものでも良いから欲しかったところです。
B 土産・スイーツ・食料品
新潟県初出店の高級スーパーや土産物、スイーツなどのお店が出店する予定です。
高級スーパーというと「成城石井」とか「紀ノ国屋」とかが思い浮かびますが、いずれにせよ新潟県内には一つもなかった高級スーパーなので何が来ても楽しみです。
土産物店は工事に入る前までは旧CoCoLo万代や旧CoCoLo本館にもあったわけですから、これくらいあれば十分すぎるくらいだと思います。
C 横丁(バル・ラーメン)
小型のバル6店舗が揃う「バルエリア」と新潟を代表する人気ラーメン5店舗が集まる「ラーメンエリア」で構成されます。
新潟は全国的に見てもトップクラスのラーメン店の激戦県ですし、こういうラーメン店が集まるエリアは京都駅や名古屋駅にもあるわけですから、こういうのができるのもとても良いと思います。
F 生鮮・惣菜
一般的なスーパーマーケットになるようです。
このエリアにはスーパーマーケットが出店してくるんじゃないかと予想していましたが、予想通りとなりました。
以前よりも面積が広く、品揃えが充実しそうです。
かつては旧CoCoLo万代にスーパーマーケットがあり、工事の関係で閉店したわけですが、これがまた出店すれば新潟駅周辺に住む人にとっても通勤で来る人にとっても便利になるのではないかと思います。
店舗名はCoCoLo長岡のスーパーマーケットに合わせて「CoCoLo Mart」もアリですね。
参考
『CoCoLo新潟』に、新潟初出店や新業態店舗など、新たに約140店舗が誕生します。
I 商業店舗エリア第 W 期エリア工事完了・開業(2024年春) 2023年8月12日UP!!

2023年8月12日現在の新潟駅構内図
商業店舗エリア第 W 期エリアの工事は2024年春ごろに完了し、商業店舗が開業する予定です。
このエリアの開業をもって、全ての商業店舗エリアが開業することになります。

商業店舗エリア第 W 期エリアでは、このWebページによると、上の構内図では@、D、Eの3つのカテゴリに分けられ、以下のような店舗がオープンする予定です。
@ 惣菜・イートイン
惣菜やファーストフードなどのお店が出店するようです。
新潟のソウルフードということは「みかづき」みたいなのが思い浮かびますし、ファーストフードといえばかつて出店していた「マクドナルド」みたいなのが思い浮かびますね。
D ファッション・コスメ
ファッション店エリアもできるようです。
以前は旧CoCoLo本館や旧CoCoLo中央など複数箇所に分散して出店していてわかりづらく中等半端な印象がありましたが、これにより1つのエリアにまとまるのでわかりやすくなりますね。
また、新たにできるエリアはこれらの中で一番面積が広いので以前よりも店舗数が多くなりそうです。
E レストラン
飲食店は旧CoCoLo東や旧CoCoLo万代にも複数出店していたわけですから、もうあと何店舗かは欲しかったところです。
以上@〜Fのエリアに新たに約140店舗が出店することが決まっているとのことです。
多くの店舗が工事に入る前に出店していた店舗の再出店という形にはなるものの、この出店数はインパクトが大きく、大きなショッピングモールができるかのようです。
また、県内初出店の店舗や新業態の店舗もいくつか出店するとのことなのでそれも楽しみです。
これなら、郊外に流れている買い物客を新潟駅に呼び込むことができると思いますし、郊外を圧倒することができます。
郊外との競合に勝つことは明白ですし、それにより今後大規模再開発が行われる古町にも人の流れを作りやすくなりますね。
参考
『CoCoLo新潟』に、新潟初出店や新業態店舗など、新たに約140店舗が誕生します。
K 新しい万代広場の完成(2025年)
2022年4月から進められていた新しい万代広場の整備は2025年中に全面完了予定となっています。
【再開発・高層建築物の建設状況・街づくりの最新記事】