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2019/09/13



  

2019年09月05日

【大成功の新潟市BRT・新バスシステム】祝4周年!新潟市BRT・新バスシステム その2 バス利用者対象のアンケート結果について自分なりに分析してみる

【祝4周年!新潟市BRT・新バスシステム】
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2019年9月5日に新潟市BRT・新バスシステムが開業して4周年を迎えました。
これをお祝いして、当ブログでは1年間を振り返る記事、アンケート結果について分析する記事、今後こうするべきと意見を言う記事の3つの記事を載せていきます。


<目次>
その1 2018年9月からの1年間を振り返りながら分かったことや気づいたことを書いてみる
その2 バス利用者対象のアンケート結果について自分なりに分析してみる
その3 その1とその2を踏まえて意見を述べてみる


【その2 バス利用者対象のアンケート結果について自分なりに分析してみる】
2019年6月27日(木)、30日(日)、7月2日(火)の3日間、それぞれ7時〜15時に新潟駅前、駅前通、万代シテイ、本町、古町、東中通、市役所前、白山駅前、第一高校前、青山、新潟駅南口、内野駅南口、亀田駅西口の各バス停でバスを利用する人を対象としたアンケートが配布されていました。
そしてその結果が8月8日に新潟市公式Webサイトのバス利用者へのアンケート調査についてのページに掲載されたので、この結果について自分なりに分析してみようと思います。
記事中のグラフはその結果に掲載されているグラフをMacの「Numbers」という表計算ソフトを使って自分で作り直したものです。

まずは配布数・回収数について分析してみます。

<配布数・回収数ともに多い>
配布数・回収数
対象者:市内の路線バス利用者 約12,000人(アンケート用紙作成数も12,000枚?)
配布数:7,900枚
回収数:3,175件(郵送回答2,831件、WEB回答344件)
回収率:約40%

12,000人を対象にしているわけですから、アンケート用紙は12,000枚作ったということで良いと思いますが、そのうち配布数は7,900枚、回収数はWeb回答も含めて3,175件と回収率がとても高い。
これだけ見れば、資料として信頼できますし、まだまだBRT・新バスシステムに対して関心が高いことが分かります。
ところが・・・


次に回答者のプロフィールについて分析してみます。

<39歳までの若年層の回答率が低い>
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上記で配布数、回収数ともにとても高く、それだけ見ればまだまだ関心が高いことが分かると書きましたが、それは本当なのでしょうか?
これは回答者の年齢層も確認する必要があります。
最も多いのが40〜64歳の46%、次いで65歳以上の40.7%でした。高齢者の割合が非常に高いですね。
それに比べ、39歳までの若年層にあたる年齢層の回答率は12.2%と圧倒的に低いのが分かります(Web回答者の割合が低いのも頷けます)。
これでは全体的に関心が高いとは言えないですね。
39歳までの若年層の意見ももっとたくさん知りたいですね。

それではこの若年層の回答率がなぜ低かったのかを自分なりに分析してみます。

まずアンケートというものは基本的に出すのがめんどくさいです。
よほど問題があったりクレームをつけたり文句を言いたくなったりするようなもの、あるいはそれとは逆にとても感動したり、極端にすごいと思ったりするようなものであれば話は別だと思います。
しかし、そうでもないようなものに対しては、何かアンケートを出すきっかけやモチベーション(例えば応募すると抽選で何か賞品がもらえたり、ポイントが加算されたりするなど)がなければ出さないでしょう。
今回39歳以下の回答率が低かったのはその心理から来ているものだと思われます。
つまり、今の新潟市BRT・新バスシステムに何の問題もないから、かといって極端に良すぎるというわけでもないから、アンケートを出す必要がない・めんどくさいと考えて出さなかった、あるいは配布の時点で受け取りもしなかったという人が多かったのではないでしょうか。
20代のわたくしもそうで、配布日に配布バス停に降り立ったものの、アンケートを受け取りもしませんでした(笑)

あるいはそもそもその年代のバスの利用者が少ないということも考えましたが、やっぱりそれはないと思いました。
20代、30代の若い人も多くバスに乗車していることは毎日確認していますし。


というわけで39歳以下のBRT・新バスシステムに対する評価はこの時点でおおむね良いと考えて良さそうな気がします。


<回答者のほとんどが純粋にバスを利用する人>
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上記を見ても分かりますが、バスを週4日以上利用する人が59%、週1日〜3日利用する人が25%、合わせて84%と回答者のほとんどがバスを利用する頻度が高い人ということになります。
今回のアンケートは、バスを全く利用しない人の回答を除いた、純粋にバスを利用する人だけが回答していることになります。

つまり、去年の新潟市長選挙の出口調査のように、バスを全く利用しない人の回答は含まれていません。
国内トップクラスのクルマ依存社会の新潟市において、その出口調査の回答者の多くはバスを全く利用しない人なわけですから、全くアテにならない結果だけを見て「ほれ見たことか!BRT・新バスシステムに対する評価は低すぎるじゃないか!」という姿勢で報道するのはちゃんちゃら可笑しいのです。

ですからこの状態であればアンケート結果がどうであっても納得いきますし、信頼できる資料にもなります。



以上を踏まえた上で、満足度について分析してみます。

<65歳以上の回答率が高い割には素直な回答をしている>
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「普段利用している路線バスについて、総合的にどのように感じますか?」ではやや満足、満足の回答率が合わせて32%、やや不満、不満の回答率が合わせて55%でした。

question2.png
「以下の項目について、あなたはどのように感じますか?」では定時性、所要時間、情報案内の評価が高めで、乗り換えの待ち時間、乗り換えの移動距離、バス待ち環境、バスダイヤの評価が低めだという結果が出ました。

65歳以上の回答率が高いことを考慮しても、これは素直な回答をしていると思います。
確かにバス停によっては乗り換える際の移動距離が長いバス停もありますし、バス待ち環境が完璧に良いと言えないバス停もあります。
乗ったバスや遅延が生じた際には待ち時間が長くなってしまうこともありますし、路線によっては便が少ない場合もありますし、人によっては便が少ないと感じる場合もあります。

定時性についてはわたくしも満足していますし、時間通りに運行していれば所要時間も満足できるようになります。
情報案内については乗り換え便の発車時刻やバス停の位置などの案内はもちろんですが、バス停に設置されている電光掲示板にバスの走行位置が正確に表示されていることも良いと思います。


<新バスシステムの導入はやむを得ないと考えている人が多い>
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「新バスシステム・BRT は、市域全体のバス路線網を将来にわたって持続させるために導入したこと をご存知でしたか?」では 知っていた が31%、 おおむね知っていた が37%でした。
多くの人がこのシステム導入の目的を理解していると考えて良いでしょう。

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「新バスシステム・BRTは、利用者のみなさんから乗り換えにご協力をいただくことで、バス路線網 を維持していくものですが、この手法についてどう思われますか?」では 同意できる が19%、積極的には同意できないが、やむを得ない が32%でした。
このシステムの導入は仕方がないことだと考えている人が多いことが分かります。


おまけで居住地についても思ったことを書いてみます。

<南区の回答率が意外と低い>
居住地
北区・・・・3.5%
東区・・・・21%
中央区・・・42%
江南区・・・2.3%
秋葉区・・・1.9%
南区・・・・1.9%
西区・・・・24%
西蒲区・・・0.3%
新潟市外・・2.3%

中央区、西区、東区の回答者が特に多かったのは想定内ですが、南区の回答者がかなり少ないのが意外だと思いました。


<アンケート結果について思ったこと>
39歳以下の若年層の回答率が低いことと、65歳以上の回答率が40%と高いことを考慮しても素直な回答が得られていることから、
全体的な満足度は「良すぎることもなく、かといって悪すぎることもない」
という風に考えて良いと思います。

ここからもっと良い評価を得られるようにするには、このアンケートで悪かった項目を何とかしていけば良いだけの話です。
それをするだけで改善をするということになります。
その中で改善の余地があり、手っ取り早く取り組めそうなのが「バス待ち環境」だと思います。
これについては次の記事で詳しく書いていこうと思います。



大成功の新潟市BRT・新バスシステム 目次
posted by 黒華走 at 04:51 | Comment(0) | 大成功の新潟市BRT・バス関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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