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当ブログは新潟県外出身の人が好き勝手に新潟の「おもしろい!」を発信していくブログです。

ここでの「おもしろくなる」とは「興味深くなる」という意味のことを指します。
「新潟の街歩き」を主軸に、
「政令市で都会」、「開港5港の港町」、「大量の水と多様な土から生まれた都市」、「新潟市BRT」など新潟市に関連すること、
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2019/09/13



  

2019年09月05日

【大成功の新潟市BRT・新バスシステム】祝4周年!新潟市BRT・新バスシステム その1 2018年9月からの1年間を振り返りながら分かったことや気づいたことを書いてみる

【祝4周年!新潟市BRT・新バスシステム】
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2019年9月5日に新潟市BRT・新バスシステムが開業して4周年を迎えました。
これをお祝いして1年間を振り返る記事、アンケート結果について分析する記事、その1、その2を踏まえて今後の対応について意見を述べる記事の3つの記事を載せていきます。


<目次>
その1 2018年9月からの1年間を振り返りながら分かったことや気づいたことを書いてみる
その2 バス利用者対象のアンケート結果について自分なりに分析してみる
その3 その1とその2を踏まえて意見を述べてみる



【その1 2018年9月からの1年間を振り返ってみる】
去年の開業3周年の日から、というよりも新潟市長選挙が終わったあとから、ブログやツイッターでBRT・新バスシステムについての記事や発言が少なくなっていました。
これは決して興味がなくなったからとか、何もする必要がなくなったと思ったからではなく、むしろもっと色々な視点からBRT・新バスシステムを観る必要があると思い、それ以外の分野(鉄道、観光地、イベント、アニメの聖地巡礼など)に比重を置いて取り組みブログで記事を出していました。
それにより色々なことが分かったり気づいたりしたので、1年間を振り返りながら書いていこうと思います。

<2018年新潟市長選挙・2019年新潟市議会議員選挙>
去年の新潟市長選挙はBRT・新バスシステムを廃止せず続けると掲げた候補者が3人、廃止すると掲げた候補者が1人いましたが、廃止せず続けると掲げた中原さんが当選し、全体的に見ても廃止せず続ける候補者の票の方が圧倒的に多いという結果になりました。
前回市長選挙の結果は推進派の候補者が当選したものの、全体的に見ると反対票の方が多いという結果だったので、ずいぶん良い結果になったと言えます。

その後の新潟市議会議員選挙でも、選挙公報に「BRTを廃止する」や「直通便を増やす」などと掲げた候補者は西区を除いて軒並み落選するという結果でした。



<今も続く古町・本町の衰退は新バスシステムによる乗り換えが原因ではない>
アニメの聖地巡礼という名目で昨年12月末に静岡県沼津市と今年の3月下旬に神奈川県藤沢市へ行きました。
そこで分かったことについて書いていきます。

まずは沼津市については、隣の三島市に新幹線の駅があり、多くの場合三島駅や熱海駅から乗り換える必要があるのにも関わらず沼津市の方が発展しており賑わっています。
これは沼津市の街や観光地などを含めて全体的に魅力があることはもちろん、沼津市民が常に努力していることも大きな要因だと思います。

そして藤沢市については、江ノ島という有名な観光地があり多く観光客で賑わっていますが、最寄り駅から徒歩15分〜20分と交通アクセスに関しては良いとは言えません。
それでも多くの人で賑わっているのは、有名であることはもちろんですが、少し苦労してでも行きたいと思えるような魅力のある場所であるということだと思います。

何が言いたいのかというと、古町・本町エリアの衰退が止まらないのは新バスシステムにより乗り換えが発生したことや新潟駅から徒歩20〜30分かかることが原因なのではなく、この地域に多くの人が行きたいと思えるような魅力が少なくなってしまったことが原因だということを言いたいのです。
それに加え、商店街の人たちの努力不足も大きな原因になっていると思います。
また、このあたりの地域に出店している商業施設のほとんどは今の時代についていけてないものが多いです。
例えば三越は来年3月に閉店予定、その前にラフォーレ原宿新潟や大和なども閉店していますが、こういうのはすべて公共交通が充実している都会も含めて全国的に同じような理由で起こっているため、時代についていけてない商業施設と言えます。
ただそんな中、イトーヨーカドーも全国的にそれと同じようなことが起こっていますが、丸大新潟店だけは閉店せず大規模な改装や家電量販店を誘致するなど大胆なことをして維持しようと頑張っていますが。

なので「県外観光客も含めて年齢層問わず多くの人が行きたいと思えるような魅力」を作る必要があります。
そもそもあの辺りは新潟駅周辺、万代、郊外にはない、新潟らしい観光地や観光施設(みなとぴあや旧新潟税関庁舎、早川堀通り、旧小澤家住宅、旧斎藤家別邸、マリンピア日本海など)が集中して立地しています。
それらを上手いこと生かし県外観光客にアピールできるかも大きなカギになると思います。
マンションやアパートなどを建設して定住人口を増やすことも良いと思いますし、オフィスビルをもっと増やして昼間人口を増やすことも良いと思います。



<「公共交通には赤字になってでも良いからお金をかける」という姿勢になってほしい>
7月21日に只見線の臨時列車「只見夏休み満喫号」に乗って福島県只見町まで行きました。
只見線は2011年の新潟・福島豪雨により、線路が流出するなどの大きな被害に遭い、全線復旧および路線維持が困難な状態に陥っていましたが、福島県が線路や施設などを保有し、JR東日本が車両を運行するという「上下分離方式」を採用することで全線復旧が叶いました。この上下分離方式というのはBRT・新バスシステムと同じ方式です。
しかしながら只見線は元から新潟県内でも福島県内でも1日数本しか運行していない超赤字路線です。福島県が線路や施設を保有したとしても毎年何億もの赤字が出ると試算されています。
それでも福島県はかつての新潟交通電車線のように支援をしないという選択はせず、たとえ何億も赤字が出たとしても支援するという方針にしたわけです。
東日本大震災で大きな被害に遭って今でも大変なのにも関わらず、これはすごいことだと思いました。

新潟市および新潟県もこれを見習って赤字になってでも良いから公共交通にお金をかけるという姿勢になってほしいなと思います。
そうすれば少しでも多くの人が満足できる公共交通を作ることができるはずですし、国内でトップクラスのクルマ依存問題も、それに関わるいろいろな問題も解決できると思います。



<シニア半わりはこれからも続けるべき>
最近新潟市議会でシニア半わり(新潟市内在住の65歳以上のバスの運賃を半額にする制度)は特定の企業の利益になるとか、利用者が多すぎると税金のムダ遣いになるとかいう、少しおかしなことをおっしゃる方がいるようです。

当ブログのシニア半わりの記事でも書きましたが、この制度によりバス路線が安定的に維持できるだけでなく、高齢者の運転免許返納が進んで交通事故の減少や二酸化炭素排出の抑制が可能になるし、歩行量が増えて健康増進も可能になり、そうなれば社会保障費の減少にもつながるなど、メリットがたくさんあります。
なので、ひとつ上の項目にも絡むことですが、これにも税金をかける理由が十分にあると思うので継続してほしいと思います。



<公共交通の運行事業者は利益を出していないと大変な問題が発生する>
上記で「特定の企業の利益になる」ことがダメだと考えてそういう発言をしたんだと思うんですが、公共交通についてはそう考えるのは良くないです。
場合によっては失言になってしまうかも。

公共交通の運行事業者は常に利益が出ていないとまともに公共交通を運行できません。
なぜなら数年前にJR北海道では赤字続きが原因で事故や不祥事が相次いで発生し大きな問題になっていましたが、それと同じことが起きてしまいます。
ですからピンチならば自治体が税金を出して支援し運行事業者は利益を出し続けてそういった大きな問題が発生しないようにしていかないといけません。



<阿賀町のバスがあと1年でなくなる!?>
阿賀町路線バス 全線廃止の可能性 新潟交通観光 人材難で維持困難に(新潟日報 2019年7月27日)
新潟日報の上記の記事によると、阿賀町の新潟交通観光バスのバス路線が運転士不足により1年も経たないうちに全廃の可能性があるとのこと。
元々利用者が少ない地域なので利用者減少と不採算によって少しずつ減便・廃止されていくのは目に見えてはいたものの、そうではない理由でしかもたった1年で全て廃止の可能性が高いというのはさすがに驚愕しました。
阿賀町といえば数年前に新潟交通が運行する高速バスが全便廃止され、代わりに阿賀町が運営するデマンドバスのような福祉タクシーのようなバスとは呼びがたいバスが運行していますが、それに続くものになりそうです。

クルマを運転できない高齢者にとって乗り換えることよりも移動の足がなくなることの方がもっと大変です。
新バスシステムは利用者の減少、バスの減便を食い止めるだけでなく、上記のような運転士不足にも対応できるので、新潟市は早くから対策をしておいて良かったのではないかと思います。



大成功の新潟市BRT・新バスシステム 目次
posted by 黒華走 at 04:48 | Comment(0) | 大成功の新潟市BRT・バス関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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